サラブレッドの体重は400キロ台〜500キロ台前半くらいが一般的です。ディープインパクトは440キロ台、オルフェーヴルは460キロ台の出走が最多でした。
しかし中には500キロ台後半〜600キロ台の馬もいます。
馬名が正式に決まるのは、デビューの少し前が一般的ですので、巨漢馬はその大きさから、巨大さを表す馬名をつけられることも多いです。
JRAで走った巨漢馬たちの馬名を体重が大きい順にランキングしました。
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馬名 | 最高体重 | 最高体重出走日とレース名 | 馬名の意味 | 主な勝ち鞍 |
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ショーグン | 640kg | 2015年1月17日 4歳以上1000万下 | 将軍 | 1000万下 |
クリーン | 630kg | 2012年2月19日 洛陽S(OP) | 清潔な | 阿蘇S(OP) |
エプルシャージュ | 630kg | 2023年2月4日 三歳未勝利 | 収穫されたぶどうを選別する、選果作業のこと | 無し |
シルクオーディン | 622kg | 2004年3月13日 三歳未勝利 | 冠名+北欧神話の神 | 無し |
ハギノグランデ | 614kg | 2017年12月28日 二歳未勝利 | 冠名+大きい | 無し |
キルシュガイスト | 606kg | 2015年9月13日 三歳未勝利 | さくらんぼをエタノール漬けにして作る蒸留酒。 | 無し |
アサクサジャンボ | 604kg | 2017年5月14日 三歳未勝利 | 冠名+巨大な | 無し |
ピエフォール | 602kg | 2023年2月5日 三歳未勝利 | 豪脚(仏) | 未勝利戦 |
ゲンキナシャチョウ | 600kg | 2007年3月17日 四歳以上500万下 | 元気な社長 | 500万下 |
リアリズム | 600kg | 2011年12月11日 二歳新馬 | 現実主義 | 無し |
ドンフランキー | 598kg | 2023年3月11日 コーラルS | 首領+母名(ウィーミスフランキー)より | プロキオンS(G III) 東京盃競走(交流G III) |
サトノティターン | 592kg | 2020年12月6日 チャンピオンズC(G I) | 冠名+巨大な体を持つ神 | マーチS(G III) |
ボンディングタイム | 592kg | 2021年5月9日 四歳以上1勝クラス | 接種、結合+時間? | 無し |
ヒシアケボノ | 580kg | 1996年11月17日 マイルCS(G I) | 冠名+横綱の曙から | スプリンターズS(G I) スワンS(G II) |
ヒデハヤテ | 約520kg | 1971年〜1974年 | 冠名+疾風? | 阪神3歳S きさらぎ賞 京成杯 |
最大馬体重での出走記録 ショーグン
2022年現在、最も重い体重で出走したのがショーグンです。2015年1月17日の1000万下戦に640キロで出走しました。
馬名の意味はその名の通り「将軍」。馬主はドバイのゴドルフィンで、雄大な馬体を見て決定したものと思います。
「ショウグン」ではなく「ショーグン」としたのも、味わい深さを感じます。
2022年現在は阪神競馬場の誘導馬となっており、その大きな体で出走馬たちの心を癒やしています。
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大きくてキレイ クリーン
612キロでオープン特別を勝ったのがクリーンです。大きくて清潔なお馬さんです。珍馬名で有名な小田切オーナーの所有馬です。
デビュー当初は560キロ前後で、大きいけれど話題になるほどではありませんでしたが、デビュー17戦目の2008年2月の北山S(1600万下)に596キロで出走すると、600キロへの期待が高まりました。
その後、デビュー27戦目・2008年12月のゴールデンスパーTで602キロで出走すると、その後はほとんどのレースを600キロ越えで走り続けました。
名は体を表す ハギノグランデ、アサクサジャンボ、サトノティターン
「グランデ」「ジャンボ」「ティターン(巨人またはその一族)」と、大きいことを表す単語が含まれています。名前をつける段階で身体が大きいということで、馬名を考えられたのでしょうか。
ちなみにティターンといえばメジロマックイーンの父・メジロティターンがいますが、意外にも460キロ台の標準体重でした。
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最高プラス体重出走記録(前走比+66) ボンディングタイム
ボンディングタイムは592kgと馬体重そのものも大きいですが、2021年5月に前走からの比較で「プラス66kg」で出走。これは最高プラス体重出走記録でした。
GI最高馬体重勝利記録 ヒシアケボノ
G Iの最高馬体重勝利記録を持っているのがヒシアケボノです。元横綱の曙関が馬名の由来です。
1995年に560キロでG Iを制し、翌年の春シーズンは3着続き。巻き返しを計ろうと出走した1996年10月のスワンSで、プラス30キロの580キロで出走してきた時は皆驚いたものでした。
ヒシアケボノのスプリンターズS優勝動画はこちら↓
花の47年組の幻のダービー馬 ヒデハヤテ
サラブレッドの体格は昔より現在のほうが大きくなっていますが「花の47年組」という逸材揃いの1972年のクラシック世代において、タイテエムやランドプリンスを相手に故障するまでは世代No.1の評価を受けていたヒデハヤテ。
当時としては大きい520キロという馬体重で、「アメリカのバスケットボール選手のようだ」と言われていました。
1972年のNBAといえば、ルー・アルシンダー選手がカリーム・アブドゥル・ジャバーに改名して初めてのシーズンを送り、自身2度目のシーズンMVPに輝いています。ジャバー選手は史上最強のセンターという評価も多く、身長は218センチです。
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