競馬の競争名には過去の名馬に敬意を表し、馬名を含めて名付けたものがあります。海外の競争名を含め、馬名が入ったレース名をまとめました。
国 | レース名 | 概要 | 主な勝ち馬 |
---|---|---|---|
日本 | シンザン記念 | G III。芝1600メートル。 五冠馬・シンザンの名を讃え、1967年に創設。 | シーキングザパール(1997年) タニノギムレット(2002年) |
日本 | セントライト記念 | G II。芝2200メートル。 1941年に史上初の三冠を達成したセントライトを記念して、1947年に創設。 1995年からは菊花賞トライアルに指定される。 | ハククラマ(1959年) シンボリルドルフ(1984年) ナカヤマフェスタ(2010年) |
日本 | 共同通信杯(トキノミノル記念) | G III。芝1800メートル。 1967年に創設され、1969年より「トキノミノル記念」の副称がつけられる。 | ナリタブライアン(1994年) エルコンドルパサー(1998年) |
日本 | 弥生賞ディープインパクト記念 | G II。芝2000メートル。2020年からディープインパクトの名前が含まれた。 | サトノフラッグ(2020年) タイトルホルダー(2021年) |
日本 | カブトヤマ記念 ※2003年に廃止 | 1933年の日本ダービー馬・カブトヤマの功績を讃え、1947年に創設。 | ハクチカラ(1956年) カブトシロー(1965年) ヒダカハヤト(1990年、1994年) |
日本 | クモハタ記念 ※1980年に廃止 | 顕彰馬・クモハタの功績を讃え、1951年に創設。 | メイズイ(1963年) タケデンバード(1972年) |
日本 | タマツバキ記念 ※2007年に廃止 | アングロアラブの名馬であるタマツバキの名を讃えて、1955年に創設。 中央競馬では1995年まで行われ、その後は地方競馬で開催された。 | シュンエイ(1958年) |
日本 | セイユウ記念 ※2004年に廃止 | アングロアラブの名馬であるタマツバキの名を讃えて、読売カップを引き継ぐ形で1974年に創設。 中央競馬では1995年まで行われ、その後は地方競馬で開催された。 | シゲルホームラン(1993年から3連覇) |
イギリス | フライングチルダーズステークス | イギリスのG II。 2歳馬の5ハロン戦。18世紀の名馬・フライングチルダーズから。 | グリーンデザート(1985年) |
イギリス | セントサイモンステークス | イギリスのG III。 「セントサイモンの悲劇」で知られる伝説的な種牡馬の名前を冠している。 | ベストソリューション(2017年) |
イギリス | ブリガディアジェラードステークス | イギリスのG III。 ブリガディアジェラードは1972年のイギリス年度代表馬。デビューから15連勝し、通算18戦17勝。タイムフォース誌「世界の名馬100選」の3位に選ばれる。 | ワークフォース(2012年) ベイブリッジ(2022年) |
イギリス | オーモンドステークス | イギリスのG III。 オーモンドは1986年のイギリスクラシック三冠馬。16戦無敗。 | ジャパン(2021年) |
イギリス | ミルリーフステークス | イギリスのG II。 ミルリーフはイギリスの名馬。英ダービー、キングジョージ、凱旋門賞等。タイム誌による「20世紀世界の平地競走馬TOP200」の第8位。 | ラシアンボンド(1988年) |
アメリカ | マンノウォーステークス | アメリカのG I。 日本馬は2001年にフサイチゼノンが挑戦し、4着。 マンノウォーはアメリカの名馬。20世紀のアメリカ名馬100選の1位。 20世紀のトップアスリートベスト100 (ESPN) でも84位にランクイン。 アメリカ競馬の歴史上、最高の馬と言われている。 | デイラミ(1998年) ファンタスティックライト(2000年) |
アメリカ | ゼニヤッタステークス | アメリカのG II。 元はレディーズシークレットSであったが、2012年に改名された。 | ステラーウインド(2016年) |
アメリカ | フォアゴーステークス | アメリカのG I。 フォアゴーはアメリカの名馬。20世紀のアメリカ名馬100選の8位。ウッドワードSを4連覇等、57戦34勝。 | パイロ(2009年) ドレフォン(2017年) |
アメリカ | アルキビアデスステークス | アメリカのG I。ケンタッキー州の2歳牝馬最強決定戦。 アルキビアデスは1930年のケンタッキーオークス優勝馬。 | ダンシングラグズ(2016年) |
アメリカ | レイチェルアレクサンドラステークス | アメリカのG II。2011年に創設。 レイチェルアレクサンドラはアメリカの名馬。ケンタッキーオークスを20馬身差勝利、史上5頭目・85年ぶりの牝馬によるプリークネスS制覇など。 | ファイナイト(2020年) |
アメリカ | セクレタリアトステークス | アメリカの芝8ハロンのGII。 セクレタリアトはアメリカの三冠馬。20世紀のアメリカ名馬100選の2位。 ベルモントS(ダート2400メートル)を2分24秒0で31馬身差勝利など。 | ハイランドリール(2015年) |
アメリカ | ケルソハンデキャップ | アメリカのG II。 ケルソはアメリカの名馬。5年連続年度代表馬に選ばれるなど、63戦39勝。20世紀のアメリカ名馬100選の4位 | ライフイズグッド(2021年) |
アメリカ | アファームドステークス | アメリカのG III。 アファームドはアメリカの三冠馬。GIを14勝を含む29戦22勝。20世紀のアメリカ名馬100選の12位。 | ティズナウ(1999年) |
アメリカ | パーソナルエンサインステークス | アメリカのG I。ダート9ハロン戦。パーソナルエンサイン(パーソナルエンスンとも表記される)は13戦13勝の「ミス・パーフェクト」。アメリカ競馬殿堂入り。 | ロイヤルデルタ(2013年) マラサート(2021年) |
コメント