馬名には色の名前を含めることも多いです。冠名の馬名もありますが、父名や母名や外見からつけたりします。色の名前を含んだ馬名をまとめました。
ザ・ロイヤルファミリー
色 | 主な活躍馬 |
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白 | ホワイトストーン ハクタイセイ ホワイトアロー ホワイトベッセル ホワイトカーニバル シロクン シロキタクロス ホワイトフォンテン |
黒 | キタサンブラック クロフネ カレンブラックヒル クロノジェネシス ブラックホーク ブラックエンブレム ブラックスキー ブラックバースピン ブラックタキシード クリスタルブラック ペインテドブラック クロカミ |
赤 | レッドディザイア レッドオーヴァル レッドスパーダ レッドファルクス レッドマルス イタリアンレッド アカイトリノムスメ レッドチリペッパー アカイイト |
青 | ブルーコンコルド ブルーメンブラッド ドナウブルー ブルーイレブン ブルーショットガン ルルパンブルー ロシアンブルー ブルーアレツ |
黄 | イエローパワー |
緑 | グリーングラス セレクトグリーン グリーンプレゼンス ブラボーグリーン グリーンサンダー トシグリーン ショウフウミドリ |
橙 | オレンジピール ダイシンオレンジ |
桃 | ピンクカメオ シゲルピンクダイヤ ピンクカメハメハ |
金 | ゴールドシップ ステイゴールド ゴールドティアラ ゴールドアクター ゴールドシチー ゴールドウェイ ゴールデンアイ ゴールデンロドリゴ ゴールデンフェザント ゴールデンカラーズ ラシアンゴールド キソジゴールド ゴールドプルーフ ゴールデンナンバー ゴールデンジャック ビッグゴールド |
銀 | シルバーステート センゴクシルバー ダイゼンシルバー |
紫 | パープルエビス ティリアンパープル |
紺 | ネイビーブルー |
【白】
「シロ」「ホワイト」という馬名は、やはり芦毛や白毛が多いです。
クラシック戦線で早くから活躍し、古馬になっても重賞を勝ったホワイトストーンは、7歳でAJCCを復活勝利したときは、馬体も真っ白でした。
若駒の頃から白かったのはホワイトアロー。重賞戦線で長く活躍してくれました。
ホワイトベッセル、シロクンといった白毛勢にも、やはり白の馬名が付いています。
【黒】
黒は強豪馬が多く、色の中では間違いなく最強色です。
キタサンブラックが獲得賞金や知名度からも代表的な馬といってよいでしょう。獲得賞金の18億7600万円は、アーモンドアイに続いて歴代2位です。
他にもダート最強馬候補筆頭の・クロフネ、金子オーナーの初G I・ブラックホーク、天皇賞でオルフェーヴルを破ったビートブラック、11番人気で秋華賞を制したブラックエンブレム等、たくさんの活躍馬がおります。
【赤】
赤は東京ホースレーシングが冠名に使用しているので、レッド軍団ではオーヴァル、ファルクス、スパーダといった活躍馬がいます。
代表馬のレッドディザイアはブエナビスタと何度も接戦を演じたことで知られます。東京ホースレーシングが「レッド」を冠名に使い始めたのは、2006年産からなので、レッドディザイアはレッド初年度に誕生した活躍馬となります。
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【青】
青もクラブ法人の「ブルーマネジメント」が冠名にしているので、数は比較的多いです。筆頭はブルーコンコルド。地方交流G Iを7勝し、当時のG I最多勝利記録タイでした。
他にも松永幹夫騎手の引退日に重賞を勝ったブルーショットガンやジェンティルドンナのお姉さんのドナウブルーといった活躍馬がいます。
【黄】
他の色に比べて、ちょっと影が薄い黄色です。
イエローパワーは地方所属で、交流G I戦線で活躍し、2000年のジャパンダートダービーではマイネルコンバットの2着に健闘しました。
【緑】
TTGの一角を担ったグリーングラス。色がつく馬名でも最強クラスだと思われます。馬名を付ける際、オーナーの半沢さんは「ジュリアスシーザー」「アランドロン」を申請しましたが、2つとも却下された後、「グリーングラス」に決定しました。
他には、幸騎手に初重賞をプレゼントしたブラボーグリーン、2戦目で若葉Sを勝ったグリーンプレゼンス、といった馬が活躍しました。
【橙】
オレンジの代表はオレンジピール。チューリップ賞では口を割ったメジロドーベルに勝っています。またデビュー戦ではコーリー・ナカタニ騎手が手綱を取るというレアな体験をしています。
お姉さんはメローフルーツで姉妹で果物に関連する名前でした。
【桃】
ピンクといえばピンクカメオ。ピンクカメオといえば大万馬券です。NHKマイルCでは14番人気で勝ち、3着に18番人気を連れてきて、3連単で973万馬券を演出しました。
名前の由来は「芍薬」の一種に由来するそうです。金子オーナーは「ルビーカサブランカ」や「ラベンダーヴァレイ」等、花の名前もたまに付けられています。
【金】
ゴールドといえばゴールドシップ。4角ワープ、大まくり、大出遅れ、無限のスタミナと個性的なレースで大人気でした。
ゴールドシップ登場前は父・ステイゴールドがいましたが、ゴールドシチーも忘れてはいけない一頭です。尾花栗毛・金髪のイケメンホースとして、人気を博しました。
【銀】
競馬界で未完の大器といえば、ヤマニングローバル、マチカネキンノホシ、ファンディーナ等、それぞれの時代で様々な馬が登場しましたが、最新の未完の大器はシルバーステートと言っても良いでしょう。
デビュー戦を2着した後、全て楽勝の4連勝。残念ながら、2017年8月に二度目の屈腱炎を発症したことで引退となりましたが、福永騎手は、騎乗した中で1番強かったかもしれないとコメントを残しています。
【紫】
紫はあまり活躍馬が出ていませんが、パープルエビスはエイシンプレストン、ダイタクリーヴァを相手に重賞で2着に逃げ粘り、古馬になってからはOP特別を勝利しました。
パープルエビスの馬主の中野銀十さんは冠名を「パープル」としており、勝負服も鮮やかな紫色です。
ティリアンパープルは2015年8月の新潟ジャンプS(G III)を人気薄で制覇しています。
【紺】
紺も活躍馬があまりいません。準オープンまで出世したネイビーブルーの馬名の由来は「好きな色より」ということです。
オーシャンブルーやマウントゴールドといったOP馬を所有されている馬主さんですので、今後ネイビーの活躍馬の登場に期待です。
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