【エルカーサ】どこで区切るか分かりにくい馬名一覧【リバー】

馬名には言葉の意味が難しく、区切る位置がすぐにはわからないものが数多くあります。

区切る所がわかりづらい馬名をまとめました。

馬名	デビュー年	主な勝ち鞍	解読
ユメノセテコウユー	1997年	皆生特別	夢のせてこう/YOU？
エルカーサリバー	1991年	ローズS 日経新春杯金杯	エルカーサ/リバー家の川
ジョーストリクトリ	2016年	ニュージーランドT	ジョー/ストリクトリ冠名＋コーヒー豆の標高による格付けの最高位より
ケントニーオー	1992年	新潟日報賞	ケン/トニーオー？
シャケトラ	2016年	日経賞 AJCC 日経新春杯	シャケトラ（区切り無し）イタリアの幻のデザートワイン
ユウフヨウホウ	2000年	中山大障害	ユウ/フヨウホウ冠名＋芙蓉峰
ヨクエロマンボ	2016年	未勝利戦	ヨクエロマンボ（区切り無し）私はマンボが好き
レクレドール	2004年	ローズS クイーンS	レ/クレドール金の鍵
マリアジュダムール	1996年	オクトーバーS	マリアジュ/ダムール恋愛結婚
キンタマーニ	2005年	JRA認定	キンタマーニ（区切り無し）インドネシアの地名
ポポカテペトル	2016年	烏丸S（1600万下）	ポポカテペトル（区切り無し）メキシコの活火山より
ショーヒデキラ	2018年	1勝クラス	ショ/ヒデ/キラ？冠名＋人名より＋人名より
サンテミリオン	2010年	オークスフローラS	サン/テミリオンフランス有数のワインの産地。世界文化遺産

夢を乗せて　ユメノセテコウユー

ユメノセテコウユーは1999年4月、京都の準メイン900万下1200メートル戦を武豊騎手が騎乗して、4馬身差で圧勝しました。

レースを見ていた人は「変な名前」と思った人が大半だったでしょうが、レース振りはとても強さを感じさせるものであり、マークオブディスティンクション産駒ということで、順調なら短距離・マイル路線を賑わせてくれる存在になりそうでした。

残念ながら大成できませんでしたが、怪我なく走ったらどうだったか、名前を含めてロマン溢れる馬でした。

区切る箇所の誤解が多い馬名No.1がエルカーサリバーです。

多くの人はエルカー・サリバーと呼んでいたはずですが、本来の区切りはエルカーサ・リバー。「家の川」という意味です。

同一馬主の所有馬でエルカーサロマンやエルカーサジョオー、といった馬もいます。冠名は使っていなかったので、「エルカーサ」が好きな馬主さんなのかなと思いましたが、ビルドアップリバーという重賞戦線で活躍した馬も保有しており、エルカーサリバーはエルカーサとリバーを兼ね備えた馬なのでした。

馬名を聞くと、鮭と虎を思い浮かべますが、イタリアのデザートワインのことだそう。チンクエ・テッレという土地で作られる甘口ということです。

ちなみにシャケトラの妹のサヴァニャンもワインにちなんだ馬名で、白ワインの品種のことです。

馬名の由来は、冠名のユウ＋「芙蓉峰」。芙蓉峰とは、富士山の別名です。

兄弟には同じく中山大障害を制したゴーカイ、ダイヤモンドS連覇のユウセンショウがいます。

ユウフヨウホウは中山大障害を勝ったG Iホースですが、通算で29戦2勝。2勝の内訳は障害未勝利戦と中山大障害。

日本の競馬における一発屋というとギャロップダイナやダイユウサクの名前が挙がりますが、彼らは少なくともオープン以上の勝ち鞍があり、ユウフヨウホウは彼ら以上の一発屋でした。